「リモートワークで働く」が推進されると、私たちはどうなる?

リモートワーク コラム

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こんにちは! ねこです。

今回のコロナウイルス 騒動で、IT 界隈では、リモートワークを推進する企業が増えています。

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この結果、実際に会社の業績がどのように推移するかは、まだお試し中の段階です。

しかし、その中でも、実際に GMO さんは、4,000 人の社員をリモートワークにするなどの大規模な施策を展開しています。

ちなみに、GMO さんは、そもそもリモートワークを推進しようとしていましたので、今回のコロナウイルスの件は、ひとつのきっかけにすぎなかったのかもしれません。

傍目、結構大きい社会実験のように見えますが、現在のところ業績も含めて順調なようです。

そうなると、それで成果が上がるのであれば、導入に踏み切る企業は、今後増えていくのでは、と思っています。

実際に、仕事の効率化などを含めて、会社にも、ひいては社会全体にもメリットあるように思えるからです。

ちなみに私は、リモートワーク導入は賛成です。

しかし、導入に関しては、会社(ステークホルダー)と雇用者がお互いウィンウィンになってることが長く続く秘訣ではあります。

どちらかが、負担だけを負うものは、絶対に破綻しますからね。

結構、労働者にとってのメリットが多そうな制度ですが、実際には、企業側にとってもうまくいくなら、理屈なく推進したいはずです。

ただ、何事もそうですが、何かを実行に移した時、良い面と悪い面が現れるのは事実です。

それを良い面ばかり語っていてもしょうがないですし、悪い面だけみててもよくないはずです。

ここでは、企業のメリットと、雇用者のデメリットを考えた上で、これからの私たちの身の振り方を考えていきたいと思います。

リモートワーク 企業側のメリット

リモートワークの導入に関しては、企業側も、社会的な側面だけではなく、利益面でも、多大に貢献可能な要素を秘めています。

では、なぜそのように思うのか、以下に書いていきます。

運営コストの効率化

GMO 社長の熊谷さんが、このようなツイートをしていました。

確かに。と、思います。

例えば、仮に 4,000 人のワークスペースを確保しなくてもよくなれば、ビルを 1 棟借り上げるなどが必要なくなります。

それに付随する、備品、機材、手当て、管理費用なども削減できます。

その結果、月々のランニングコストを結構減らすことができると思います。

利益をあげるのは、売り上げをあげるより、経費を下げる方が簡単です。

なぜなら、粗利益は、売り上げ − 原価 ですが、経費削減は、それがそのまま粗利益になるからです。

ですので、原価率によっては、売り上げの 2 〜 5 倍の利益貢献に繋がるのです。

管理業務の効率化

プライバシーの件との兼ね合いもありますが、今は、現在パソコンを付けて作業しているか、どこにいるかは、簡単にログに残せます。

そうでなくても、アウトプットされたものも含めてログで判断できますので、問題あればすぐ調べられますし、事実ベースでの対応ができます。

その結果、会社に対して何も価値を落としてない人というのが結構浮き彫りになりやすい構造になるのかな、と思います。

そうなると、ただ会社の机にいて、仕事をしてない状態自ら作り出すわけにもいきませんので、自助努力を要するはずです。

また、特定個人に仕事をふらない、などの誰も得しない不毛な行為も明るみになりやすいと思います。

それを、全従業員に対してフラットに行ったり閲覧できたりするのであれば、少なくとも、公平で不満の出にくい仕組みになるのかなと思います。

実業務の効率化

おそらく、リモートワーク導入にあたっては、高度な業務のドキュメント化や会議の効率化を行わざるえません。

しかし一度、その風土が醸成されたら、お金を生まないコミュニケーションコストが削減されますので、多大な恩恵を得られるはずです。

また、業務の属人化も難しいはずですので、スケールアップに必要な業務の均一化も行いやすいです。

アジャイルやスクラムなどの開発はリモートは向かない、というイメージはあります。

ただ、私の意見としては、できる人やチームはやり方が変わってもできるし、できない人はできないのかなという風に感じています。

これは、やはり人次第なのかなとは思います。

導入による、雇用者へのデメリット

次に、雇用者側のデメリットになりそうなことを書いていきます。

失業者が増える

おそらくですが、リモートワークを推進することによる結果ですが、正当な理由による減給や解雇がしやすくなると思います。

なぜかというと、明確に業務や業績に貢献している人と、してない人がはっきり数字で出てきた上で、仕事場に来ていないとなると、反論する術がないからです。

新しい価値をつけていく必要がある

最近騒がれている AI の件もそうですが、効率化(自動化)することによって、減る仕事は多々あると思います。

そのため、個人単位でも、どんどん新しい価値や仕事を見つけていくことができている必要があります。

それでも導入するべきと思う理由

ここまで書いた上で、私がなぜ、リモートワーク導入に賛成なのかを書いていきます。

全体の労働生産性が上がることの恩恵

私は、仕事がなくなるメリットよりは、社会の労働生産性が上がることのメリットのほうが高いと思っています。

むしろ、それによって、労働生産性が上がれば、もっと価値あることにリソースを注力できるでしょうから、もっとクリエイティブで価値ある(売れる)ものが出来上がるかもしれません。

また、逆に現状に固執したとしても、先に効率化、最適化した海外勢や他企業にシェアを取られるだけですので、それはよくないです。

それがわかってるのであれば、やはり先に、これからの時代の「近代化」を進めた方がいいわけです。

やはり、あり方としては、第一次産業革命時のイギリスを目標にするべきですからね。

また、高給・高待遇の社員を食わせるために、大きくなり、世界の流れに乗れず破綻したゼネラルモーター社みたいな場所より、毒素や余分なものを取り除いた、スリムな会社にいるほうがいいわけですから。

そちらのほうが、仕事をしてて楽しそうだから

少なくとも、リモートワークが発達した未来のほうが、未来への多様な働き方やライフスタイル選択肢が増えそうな気がしています。

また、それらが発達した状態では、前向きで仕事をしている人が増えているでしょうから、やりとりしてても気持ちいいはずです。

実業家の堀江さんは、仕事が遊びになる世界がくる、ということをおっしゃってます。

リモートワークの推進は、それに近づく 1 つの出来事なのかな、とも思えます。

結局は、自分次第?

今は、いろんなことが実験段階にあります。リモートワークもその一つではないでしょうか。

少なくとも、今後は、組織のあり方としては、プロジェクト型、コラボレーション型に進んでいくと思われます。

ですので、それに選ばれるような人材になっていかないといけないのでしょう。

そのようなことを考えて、今から 10 年の自身のあり方を考えてみるのもいいかもしれません。

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