※ 本記事にはプロモーションが含まれています。
こんにちは! 面白広告コレクターのねこです。
先日、読者のねこ丸さんから大量の面白 … いや、興味深い広告の URL アドレスをいただきました。
その中の広告で、ネックハンモックという名前の商品がありました。
今回は、そちらの商品をご紹介します。
ネックハンモックとは
使い方は、ドアノブなどに引っ掛けて設置し、そのハンモックの部分に頭をのせて寝転がります。
そうすると、首から肩にかけて、斜め上に引っ張られるような形になります。
それが適度なストレッチになり、結果首の痛みが軽減するそうです。
私は使ったことないのですが、想像するに気持ちよさそうではあります。
ネックハンモックが破格の安さ!
そんなネックハンモック。なぜ、私が紹介するのか?
実はこれ、めちゃくちゃ安かったのです。
どれくらい安いかというと、出血大サービスの出血量が、軽く致死量なくらいのスケール感です。
しかし、その安さには、驚くべき謎が潜んでいたのです。
その謎に迫る前に、まずはサイトを見ていきましょう。
ネックハンモックのサイトへ
では、実際のサイトを見てみましょう。
サイトそのものは、[PR] とつきそうな記事広告のテイストです。
しかし、このサイトドメイン自体はメディアサイトというわけではなさそう。
どうやら、色々な言語のネックハンモックのランディングページがある場所みたいですね。
気になるお値段は?
「ネックハンモックを購入する」ボタンを押しますと、実際の販売ページに飛びます。
こちらのリンクから飛ぶと、50% オフが自動で適用されるそうです。
こういうサイトのほとんどが、50% オフなのは、それが一番売り上げが良いからなんでしょうかね?
早速、下のほうの商品注文へ。
一番お買い得なのは、ネックハンモック 3 個セットのようです。
それでは、お値段のほうを見ていきましょう。
・・・
・・
ん?
¥140 !!!!!!??????
希望小売価格 ¥240 のところ、¥140。
¥100 を節約できるようです。表示が親切ですね。
特別オファーも格安
購入ボタンを押すと、購入者向けの特別オファーが表示されます。
こちらの価格は、小売り価格 ¥15 のところ、なんと ¥8!
製品ではなく、特別オファーが 50% オフだった
本来、もともとのページには、製品に 50% オフが適用されると書かれていました。
しかし、商品のほうが 50% オフに見えなかったので気になっていました。
それは、どうやらこの特別オファーのことを言いたかったようですね。
それは、紹介文にも如実に現れています。
最初の 1文。
首、背中、肩の痛みを自分でコントロール… 50% オフ。
この、プライスダウンのサブリミナル的挿入が、文章に躍動感生み出していますね。
改行なしで書かれた後の文章も含め、勢いあって素敵です。
購入しようとした、その時
私は、ネックハンモック 3 個、特別オファー 1 個。
計 ¥148 を購入しようと考え、お会計ボタンを押そうとしました。
すると・・。
・・・
・・
あれ?
¥16,285!!!!!!
なんと、100 倍もの値段が跳ね上がりました。
支払い金額の謎
突然の高値に面食らう私。
販売者は、なぜ、このような異次元のお会計をしてくるのでしょうか?
誤植は考えにくい
最初考えられるのが、価格の誤植です。
しかし、それはあまり考えられません。
なぜかというと、このような誤植は、100% 公開前に修正されるからです。
カタログの小さい部分の価格を間違えてるならわかります。
しかし、今回は、購入にかかわる部分、かつ、大変大きい数字で表示されています。
それを、製品のゼロを 2 つ書き忘れたならともかく。
さらに、補足で(¥100 を節約する)などと、念には念を入れた誤植を行うでしょうか?
また、価格の誤植は、多大なる損失を生みます。
ですので、一番やってはいけないミスとされています。
それであれば、なおさら、誤植は考えづらいです。
私の仮説
深まる、謎。
しかし、ここで終わってしまってはいけません。
私には、賢明なる読者のみなさまに、有益な情報を提供するという使命があるのです。
そこで、私が、この謎を解明すべく、いくつかの仮説を立ててみました。
説 その 1 : 原価と末端価格説
最初の説は、原価と末端価格説になります。
つまり、最初に見せられていた価格は、製品の製造原価で、合計にある金額は末端価格だという考えです。
しかし、ひとつの原価が、¥70 は、明らかに安すぎます。
なぜ、このような価格設定が可能なのでしょうか?
これは、現代のプランテーションか?
一番最初に思い浮かぶのは、プランテーションです。
プランテーションとは何か?
広大な農地で、世界的に価値の高い単一作物を大量に栽培する手法です。
植民地時代の列強国は、発展途上国の広大な土地と労働力を安く買い上げ、コーヒーなどのし好品を大量に栽培して、安く買いたたいていました。
これらによる、環境問題や飢餓の問題は深刻で、今でも、その爪あとが残っています。
今でも、大麻などは貧しい村の収入源として栽培し、安く買いたたかれ、末端では高く売られています。
それが、工業製品に形を変えて、現代にも残っている。としたらどうでしょうか?
広大な土地に、安く買い集められた労働者。
日々馬車馬のように働かされ、寝る間もない劣悪な環境。
ありえなくはないですね。
一抹の疑問
ただ、ひとつ疑問がのこります。
私たちは、ただ首の痛みを癒したかっただけのはずです。
なのに、なぜ、このような世界の闇を見せられないといけないのでしょうか?
説その 2 : 大正時代からのタイムスリップ説
私が上で展開した、原価と末端価格説ですが、ひどいディストピアでした。
それよりは、このタイムスリップ説を推したいです。
まず時代背景から。
ネックハンモックが販売されてたころ。実は、大正時代でした。
それが、昨今の惑星直列などの影響で、時空にゆがみが生じたのです。
その結果、別の時空では、鬼が生まれ、鬼殺隊が結成され。
また、この世界では、ネックハンモックが、販売フローごとタイムスリップをしてしまった。
そういう可能性が考えられるのです。
ネックハンモックは、超高級品だった
大正のお金の価値でいうと、まだ、日本の通貨に銭があった時代。
わかりやすい例でいうと、小学校教員の初任給で 12~20 円くらいです。
つまり、70 円もすると、普通の一般人には手が出せません。
もちろん、ドアノブがある家庭も、裕福でないとありえません。
実際、この価格ですと、海外の方にも高級品という扱いだったでしょう。
しかし、これだけだと、まだ疑問が残ります。
なぜ、それに輪をかけて、ありえないくらい高いお会計の金額になってしまったのでしょうか?
この価格差の原因は、ほとんど希少価値と輸送費
その原因は、輸送費です。今と比べて、海外への渡航や輸送の費用は高かったです。
そのため、海外の物品は、そもそも値段が高い状態でした。
また、南蛮渡来のものは、当時は希少で、それだけでも価値がありました。
もちろん、買いたい人が多いのに商品が少なければ、値段が吊り上がります。
それによって、実際の価格が 100 倍くらいふくれるのは、しょうがないことなのかもしれません。
説 その 3 :販売者、超適当説
最後の説は、可能性として低いと思いますので、簡単に説明します。
このサイトの販売者が、超適当に作った販売サイトだという仮説です。
しかし、タイムスリップ説のほうが説としては濃厚でしょう。
まっとうな販売者が、機械翻訳そのままの、価格を全力で間違えた愉快なサイトを作るわけがないからです。
結論:信頼できる業者から買おう
ここまで読んで、結論はもうわかると思いますが、信頼できると評価される販売元から買ったほうがいいです。
詐欺とは言えないまでも、こういう部分があるサイトに、少なくとも誠実さは感じられないからです。
購入後のトラブルを避けるためにも、気をつけましょう!
アマゾンで調べると、安いもので 1,000 円台から売られています。
商品も比較できますので、検討されてるかたは見てみてください。
ネックハンモック、私は使ったことないですが、個人的には興味あります。
試してみると、実際気持ちよさそうですしね。
追記
さらに調べたら、普通(?)の価格帯のものも発見しました。
どうやら、同じページレイアウトなのに、複数の購入ページが存在しているようです。
なんでしょうね? 謎は深まるばかりです 笑。
さらに追記
さきほど、何の気なしに再度販売サイトを見たんですが。。
さらに安くなってる!
これは、今後のネックハンモックに、目が離せないですね。
サイト URL はこちら
今回の 面白 URL はこちらになります。
ttps://v20.tryneckhammock.io/offer-01/
ちなみに、普通(?)の価格のほうはこちら。
ttps://tryneckhammock.io/offer-10/
確認の際は、自己責任でお願いしますね。
今回、安い製品を紹介するつもりが、社会の闇を暴いてしまいました。
ですので、もしかしたらサイトがなくなるかもしれませんが、気になる方は見てみてくださいね。
それでは、いい面白広告ライフを!
コメント
こんばんは☆
私が先日 歯ブラシ購入したサイトでも
超お得 198円とか 銘打ってある商品クリックすると
パッと値段の画面が変わり 普通の金額に変化
あれ?! クリックがおかしかったのか?
何度やり直しても 198円のはずが 注文画面になると9800円
これって 詐欺ですよね・・・・
全世界で展開してるAmazon並の通販サイトだそうですけど。
Amazon のマーケットプレイスでも、ほぼブラックな、
高い送料を設定している業者もいるみたいですからね。
お互い気を付けましょうね!